倉敷市生まれ。
広島大学教育学部音楽科を首席で卒業。
東京学芸大学大学院修了(教育学修士)。
大学院在学中は同時に、二期会オペラスタジオに学ぶ。
大学院修了と同時に渡独、シュトゥットガルト国立音楽大学に学ぶ。
アレクサンダー・テクニークなどのボディ・ワークと歌との関係に興味を持ち始める。
倉敷にて初リサイタルを開催。
オランダ政府給費留学生としてユトレヒト王立音楽院に留学。
何か国語も話し歌うオランダ人たちとの日常の中で、言語と声とからだの関係にも注目するようになる。
フランスで「トマティス・メソード」を研究。
渡米し、音楽家に「コナブルのボディ・マッピング®」を指導するアンドーヴァー・エジュケーターの資格を取得。
以来、「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」の講座やレッスンで全国的に活動、「目からウロコ」「ひろこマジック」と称される。
1992年から2006年まで大学でも教鞭をとる。
2011年、千葉県立幕張総合高校合唱部とDVD「川井弘子の“気づき”で楽しく“歌うからだ”作り」(ジャパンライム)を収録した。
初の自著 「うまく歌える『からだ』のつかいかた~
ソマティクスから導いた新声楽教本~」(誠信書房)を出版。
全国的に、講座や個人レッスンを行っている。
1995年にオランダから帰国後も、毎年ヨーロッパに研鑽に出かけ、「からだ全体をしなやかに使って、多言語で美しいメロディを奏で感動を伝える」ことをテーマに、演奏活動を行っている。
ウイーンフィル首席クラリネット奏者のE・オッテンザマー氏やSt.ペテルブルク交響楽団の首席弦楽奏者たちとの共演、また大学女性協会の「女性作曲家を聴く」に出演、トーク付シリーズコンサート「クラシックを身近に」をプロデュース。
2001年からはオランダ人伴奏者マールテン・ヒレニウス氏との、リサイタルを毎年開催。
演奏活動と教育活動の両面に、「ソマティクス」からアプローチする新しいタイプの声楽家・音楽教育家。