SomaFelice Series Concert No.2
《(公財)青山音楽財団助成公演》

4人のテノールで歌う
ロッシーニとシューベルト

2026年7月5日(日) 14:30 開場・15:00 開演
【京都】青山音楽記念館 バロックザール

19世紀初頭、イタリアとフランスで活躍したロッシーニ(1792-1868)の華やかで軽快な音楽、一方、ウィーンで活躍した、詩的で精神的静謐さで「歌曲の王」と称されるシューベルト(1797-1828)、この2人の作曲家を第2回のソマフェリーツェの音楽会では取り上げました。男声のための代表的な連作歌曲であるシューベルトの「冬の旅」、人生を「飲めよ、歌えよ、愛せよ」と謳歌するロッシーニの調子のよい音楽。共通するのは、月明かりと人間たち。これらを4人のテノールがどのように奏でることでしょう。小枝さんのピアノも注目に値します。

歌うには、音楽を感じる心と真摯な学びと同時に、「歌うからだや声が自在に使え、苦しくない」ことが前提です。からだが苦しいと無理な表現につながり、聴いてくださる皆さまにも圧迫感で迫ることになるでしょう。ソマフェリーツェではそうならないように日々、精進しています。
ギリシャ語である“soma ソマ”(「ひとり一人の生きているからだ」の意)とイタリア語の“felice フェリーツェ、幸福な”と合わせて、私といっしょに学ぶ人たちのグループを「ソマフェリーツェ」と名付けました。演奏活動をする人から、教える人、また熱心な愛好家の方々まで、出る杭は出たままで、出ない杭は引っぱり出しながら、愉快な仲間たちは歌います。

皆さま、どうか、温かいご声援とご支援をお願いいたします。

川井弘子

コンサート概要

タイトル SomaFelice Series Concert No.2
4人のテノールで歌うロッシーニとシューベルト
《(公財)青山音楽財団助成公演》
開催日時 2026年7月5日(日)
14:30 開場・15:00 開演
会場
【京都】青山音楽記念館 バロックザール
〒615-8282 京都市西京区松尾大利町9-1
Tel 075-393-0011
阪急電車嵐山線「上桂駅」下車、西へ300m・ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
・お客様用の駐車場はございません。ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。
入場料 (全自由席) 一般 3,500円(前売り)/4,000円(当日)
学生 2,000円(前売りのみ)
*未就学児の入場はご遠慮ください。
主催 SomaFeliceの会
後援 京都市立芸術大学音楽学部同窓会《真声会》
奈良教育大学音楽専攻者同窓会《楽桜会》
大阪楽友協会(大阪教育大学音楽表現コース同窓会)
塚本学院校友会(大阪芸術大学同窓会)
桐朋学園音楽部門同窓会
京都・堀音同窓会
お問合せ・
チケット取り扱い
◎ソマフェリーツェ事務局
E-mail:SomaFelice2424@gmail.com
Tel:075-252-1320
◎青山音楽記念館バロックザール
Tel:075-393-0011 (受付 9:30~18:00 ※月・火休館)

プログラム

G.Rossini ロッシーニ:“Les Soirées Musicales 音楽の夜会” より
L’Orgia 饗宴
L’Invito 誘い
La Gita in gondola ゴンドラに乗って
La Danza 踊り ほか
J.S.Bach バッハ:“Kantate Nr.170 カンタータ第170番” より
Vergnügte Ruh, beliebte Seelenlust 満ち足りる安らぎ、嬉しき魂の喜びよ ほか
F.Schubert シューベルト:“Winterreise 冬の旅 D911, op.89”
Gute Nacht おやすみ
Erstarrung 氷結
Der Lindenbaum 菩提樹
Rückblick かえりみ
Frühlingstraum 春の夢
Einsamkeit 孤独
Die Post 郵便馬車
Der greise Kopf 白い頭
Die Krähe からす  ほか
Musicians

出演者

植村 浩之
テノール

奈良教育大学卒業、神戸大学大学院修了。高校教諭として合唱指導で優秀部活動指導者、文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞する傍ら、姫路オペラ楽友協会主催のオペラ「ドン・ジョバンニ」のオッターヴィオ、オペラ「カルメン」のドン・ホセ、オペラ「フィガロの結婚」のバジリオなどで出演。 声楽を、故矢田部義弘、米良俊一、川井弘子の諸氏に師事。 現在、兵庫県立姫路西高校音楽教諭。

古川 裕介
テノール

大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コース卒業、同大学卒業演奏会に出演。2019年リサイタル、2023年から古楽器フラウトトラヴェルソ奏者、チェロ奏者と共演の《バロック音楽の調べ》を定期的に開催、2024年2月(公財)青山音楽財団助成公演「5人で歌うドイツ歌曲な午後 ピアノ:M・ヒレニウス」に出演し、シューベルト「冬の旅」より7曲歌う。声楽を、清原邦仁、淵脇和範、川井弘子の諸氏に師事。現在、大阪教育大学附属天王寺中学・高校音楽教諭。

向井 正宏
テノール

大阪すみよし少年少女合唱団のボーイソプラノとして小澤征爾指揮のオペラ「魔笛」の童子役、また日本テレマン協会の「メサイア」のソリストなどを務める。奈良教育大学在学中より、男性6人のアカペラアンサンブル「ジパングコンソート」に所属、さらにカウンターテナー2人のユニット「ALIS VOCE」として活動し、動画配信でも好評を博し現在に至る。2024年2月、(公財)青山音楽財団助成公演「5人で歌うドイツ歌曲な午後 ピアノ:M・ヒレニウス」に出演し、クララとロベルト・シューマン、シューベルトを歌う。声楽を橋本俊詔、川井弘子の諸氏に師事。現在、私立小学校教諭。

和田 宏一
テノール

京都市立堀川高校音楽科ピアノ専攻卒業、国立音楽大学ピアノ専攻中退。京都市立芸術大学声楽専修卒業、大阪芸術大学大学院博士前期課程声楽研究領域修了。2006年、フランス音楽コンクール声楽部門第2位(1位なし)、朝日放送賞、フランス総領事賞受賞。バリトン歌手クレマン・ディオネ氏とのジョイントリサイタル、京都フランス音楽アカデミーにてフランソワ・ル・ルー氏のマスタークラスを受講、修了演奏会に出演。声楽を北村敏則、美山節子、川井弘子の諸氏に師事。現在、大阪体育大学教育学部非常勤講師。京都フランス歌曲協会、Clé de Sol、日本音楽表現学会各会員。

Pianist

ピアニスト

小枝 佳世

桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ科卒業、卒業演奏会に出演。久保陽子、店村真積、堀了介の各氏とフランクのピアノ五重奏曲を協演。第5回川崎音楽賞、第6回日本モーツァルト音楽コンクール入選。2015年ブルガリアのソフィア、ヴァルナにて室内楽演奏会に参加、ブルガリアの作曲家K.Lambov氏嘱託楽曲の初演を行なう。東京、神奈川でソロリサイタルを開催。声楽・器楽リサイタル、合唱など伴奏で多くの演奏会に出演。ピアノを井内澄子、J.ホラーク、小島準子、M.バスクレセンスキー、E.P.アクセンフェルト、J.デームスの各氏に師事。現在、大和市音楽家協会、日本フォーレ協会、各会員。東京都在住。