Hiroko Kawai

川井弘子 について

About Hiroko Kawai

倉敷市生まれ。

広島大学卒、東京学芸大学大学院(音楽教育・声楽専攻)修了後、ドイツ・オランダ・アメリカ・フランスで学んだソプラノ。(→詳細後述)

演奏においては、ウィーンフィル首席クラリネット奏者E.オッテンザマー、サンクトペテルブルグフィル首席弦楽奏者らと倉敷で共演、1992年よりほぼ毎年リサイタルを開催(倉敷・岡山・福山)。2001年からアムステルダムよりM.ヒレニウス氏をピアニストに迎え、2009年からは関西(京都バロックザール<(公財)青山音楽財団助成公演>/兵庫芸文小ホール)、2010年からは東京オペラシティ・リサイタルホールでも同時開催。

2017年10月は京都・東京・岡山、2019年9月は京都・豊橋でリサイタルを開催。(詳細→Performing)

リサイタルを行う一方、声とからだの関係に興味を持ち、指導法を研究。

ドイツ・スイス・日本で10年に渡ってアレクサンダー・テクニークのレッスンを受講し、2001年、アメリカで音楽家に「コナブルのボディ・マッピング®」を指導する資格(「アンドーヴァー・エジュケーター」、2005年「ボディ・マッピング・エジュケーター」に名称を変更)を取得。

2002年よりアンドーヴァー・エジュケーターとして、講座「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」(コナブル著の同名の本は音楽書のベストセラー)を開催。明快な説明と明るいキャラクターで全国的に好評を博す。

2015年4月、『うまく歌える「からだ」のつかいかた』を出版。ボディ・マッピング、アレクサンダー・テクニーク、トマティス・メソッド、野口体操、木下武久氏の発声トレーニング法などに、自身の演奏と指導の経験を加えた集大成となる独自の声楽メソッドを著した書籍として、音楽書のベストセラーとなる(2023年現在10刷)。

2018年7月、続編の『うまく歌える「からだ」のつかいかた【実践編】』を出版(2023年現在2刷)。

2021年1月、声楽家とその指導者に必須のわかりやすい解剖学の書籍『歌う人のためのはじめての解剖学』を出版(2023年現在2刷)。また、同名のオンライン講座を、朝日カルチャーセンター新宿で開催。

個人レッスンも東京・大阪・倉敷(定期開催)、札幌・富山(不定期開催)などで多数行っている。

2020年3月からはオンライン講座やオンライン・レッスンも開催している。(詳細→Teaching)

フリーの声楽家として、バロックから現代まで多言語の幅広い楽曲をしなやかに演奏することと、専門性や年齢を問わず真摯に音楽する人たちに、身体への「気づき」を促しながら、先に進める勇気を与えられるレッスンを心掛けている。

Hiroko Kawai is Lyric Soprano from Japan who has studied in Germany and the Netherlands.
Before her European training, she earned a BA in Music Education from Hiroshima National University and
a MA in Music Education and Singing Performance from Tokyo-Gakugei National University,
as well as training at the Tokyo-Nikikai Opera Studio.

In 1987, Hiroko began to study at the Musikhochschule Stuttgart (the Academy of Music Stuttgart) in Germany,
and also studied singing performance from an Alexander Technique perspective with Jean Stawski in Munich. In 1994,
she was granted a Netherlands government scholarship and studied at the Conservatory Utrecht 1994.

Since coming back to Japan in 1995, Hiroko has made several trip back to Europe to continue her
singing training and to learn the Audio-Vocal course of the Tomatis Method.

Hiroko has performed with Ernst Ottensammer, the principal clarinetist of the Vienna Philharmonic Orchestra,
as well as with the Stravinsky String Quartet from St.Petersburg, and with the Dvorak Chamber Orchestra from Slovakia.

She has also performed in numerous solo recitals throughout Japan.

Her major teachers include Marianne Blok, Elly Ameling, Rudolf Jansen, and Takehisa Kinoshita (for singing);
Yehezkel Ein-Shay and Barbara Conable (for the Alexander Technique);
Alfred Tomatis and Dominique Cannet (for the Tomatis Method); and Masaaki Hayakawa (for conducting).

She taught at Fukuyama University and Fukuyama-Heisei University,
and is currently a vocal instructor at Chugoku College and the Asahi Culture Center.

In addition, she offers private lessons for voice and body mapping in her home studio.
Currently, Hiroko lives in western Japan, and is available to give private lessons and the Andover courses
” What Every Musician Needs to Know about the Body” and “What Every Singer Needs to Know about the Body” at any location.

If you would like to discuss the scheduling of concerts or lessons or workshops,
or simply desire more information, please feel free to write or call in English or in German.

うまく歌える講座とは

うまく歌える『からだ』のつかいかた
~『ソマティクス』をもとにした 新しい声楽メソッド~

「以前は歌えていたのに、どう歌っていいのかわからなくなった」
「歌う時の『からだ』のこと、声のことをもっと知りたい」「いろいろな先生のレッスンを受ければ受けるほど、どんどんわからなくなってきた」
という方はいらっしゃいませんか?

それを解決するために、「あなたのからだ」のことを中心にして、バランスをとり直しましょう。どこかで聴き覚えた理想の声や先生の指導をお手本とするのではなく。あなた自身を中心にするのです!

すると新たに見てくることがあるでしょう。

この講座では、あなた自身を中心にするために、「からだ」のことを学びます。思うように自由自在に歌うには、何を理解しておくとよいのでしょう?

今思っている「うまく歌える」ことと、全く違うところにその回答はあるかもしれません。気をつけているから、うまく行かないことも歌う時にはあるのです。「からだ」にまかせましょう!では、どうやって?

講座「うまく歌える『からだ』のつかいかた」では、毎回テーマを設け、歌う時のからだとその動き・全体とのバランスに目を向け、あなたの歌う疑問にお答えします。30分ほど説明したのち、数名の方に歌っていただく公開レッスン形式の2時間講座です。

シリーズでお送りしていますが、いつからお越しになってもわかるように構成されています。もしよろしかったら、一度、お越しください!

*どんな人が向いている?

  • 演奏活動をしている方・演奏家を目指す方
    ~オペラ・オラトリオ・リートから、ミュージカル・ロック・ポップス・ジャズなどジャンルを問わず~
  • 教える方・歌を教える職につきたい方・合唱指揮者・ヴォイストレーナーなど
  • 末永く独唱・合唱を楽しむ方

*こんな疑問をお持ちの方、おられませんか?

《演奏活動をしている方・演奏家を目指す方》

  • 演奏量が増えた時どのように声とからだの健康を保ったらいいのか疑問だ
  • もっと表現の幅を増やしたい、しかし苦しくなく
  • 年齢とともに声が出にくくなってきた、対策は?
  • 「ささえ」がわからなくなってきて、声が揺れる
  • 息をもう少し長く続けたい
  • 「上をあける」って?~高い声が出にくい
  • 本番でのからだの疲れが激しい、もう少しどうにかならないものか?
  • 声にトラブルを抱えた方~根本の発声・からだの使い方を見直す「チャンス」です!

<声楽・発声・音楽を教える方・歌を教える職につきたい方>

  • 個性や声質・年齢の違う人たちをどのように指導したらいいのかわからない
  • 小中高の合唱指導・発声指導をどうしたらいいのか悩んでいる
  • ジャンルを問わず、愛好家の指導をどうしたらいいのかわからない

<末永く独唱・合唱を楽しむ方>

  • 言われたとおりにやっても、一向にうまくならない
  • 気をつければ気をつけるほど、わからなくなってきた
  • 声がかすれる・嗄れる・疲れる
  • 声が揺れる、高い声が出ない、よい響きで歌えない、音が下がる etc

*講座の様子

実際のレッスンはこのように行っています。

神戸市 声楽教師・合唱指導者・ソプラノ

不必要な力の入らない自由な世界…への期待が高まりました!

今日は本当に知らなかった事を、動きやと一緒に確認しながら分かります沢山教えて頂き本当に有難うございました!

必ず、一度でどうこう全部解る訳がないのですが、「無知の知」と言うか…、チラチラと垣間見ながら、感覚的にしか掴み切れていなかった、お花が咲く世界から何か確実に…不必要な力の入らない自由な世界…への期待が常にましたo(^-^)o
ワンポイントレッスンのみでもみんなお薬をみんなお薬を飲んだよう上手くなられて…凄い!
宜しければ必ずまた、お教え下さい!

千葉県浦安市 ボイストレーナー

自分の体の使い方が間違っていたのは衝撃でしたね(笑)

本当に楽しかったです!!
コースはどの内容もとても興味深く、何よりも自分の体の使い方が間違っていたのは衝撃でしたね(笑)。
イケてると思い込んでましたから。
思い返せば、筋を痛めることも多かったです。

神奈川県厚木市 メゾ・ソプラノ

I had a great time on the course and am really looking forward to the next few months of work…

I had a great time on the course and am really looking forward to the next few months of work………
Once more – just so you know for sure!?- you are fabulous and so very very clever!!!! Thanks so much for teaching me – and doing it so well!!!!

倉敷市 ピアノ

左手の親指は、全く痛くなくなりました!!!

先日のAE・2日間コースでは目からうろこが落ちてばかりいました・・・。ありがとうございました。

左手の親指は、全く痛くなくなりました!!!ものすごく悩んでいたのが、
ウソみたいです!!!日常的にあった背中の左側の腫れや痛みも・・
治まりました!!原因が左腕のねじれ
首も柔らかいですし、肩も盛り上がっていたのが平らになってきましだったとは・・・。背中もそうだったんですね・・今では、腕も背中もすっきりしています。すごいです!た・・。

こうして書き出してみると、ものすごい体してたんですね、私・・・。

コース受講以来、夜にConstructiveRestを思い出しながらやっておりますが、とても気分が落ち着きますし、背筋が伸びるというか、楽になります!普段の生活でも、歩くのが楽なんです!?どういう歩き方をしていたのか??
楽器を使ったレッスンの際に、先生に「何でそんなにあせせっているの?」と訊ねられた時に、自分で自分のあせりにやっと気がつい気がします。
いつもあせっていて、普通がどんな状態なのか分からなくなっていたようです・・。
それで、ゆっくりと練習することが大事だし、それを怠っては自分の思うようにピアノを弾けるようにはならない、ということを先生がおっしゃった時に、心底ほっとしました。がむしゃらに入れていた力が抜けた感じです。実際にはまだまだ無駄な力が入りまくっていますが・・(汗)。
あと、「心地よい音楽」という先生の言葉がとても心に残りました。そういう音楽にできるだけ近づきたいなあ、と憧れをもってしまいます。

しかし、まずは基本的なペダルの踏み方、和音の押さえ方、腕の使い方、手のひらの筋肉の意識、腰や坐骨など、気をつけて行きたいと思います。修正にはとても時間がかかり
そうですが、それもまたできれば楽しみながらゆっくりと落ち着いて取り組んでいきたいです

川崎市 合唱団員 テノール

目の前で声に変化が現れるのを実感し、感激すら覚えました。

参加して本当に良かった!すごく得した気持ちになりました!このようなレクチャーでそのように思うのは初めての経験です。

「音楽家なら…」の本をざっと受講前に読んで参加しましたが、実際に活きた言葉や骨格の模型を駆使しての説明で、いろいろなことに「気づき」ました。
解ったつもりになっていて、若干認識がずれていたことや、言葉の意味するところが、具体的かつ明確になったような気がしました。
指導者は体得した体の使い方・状態を伝達するために、いろいろな言葉・比喩を多用しますが、それは受け取る側の解釈で、「すくすくと(笑)」誤った方向へ育ってゆきます。「ボディー・マッピング」を理解した上で、一切の曖昧さを排除した指導がなされれば、このような「悲劇」は避けられると感じました。

最後のグループレッスンでは、先生の言葉や手による微妙な体の調整で、受講者に「気づき」を促すことにより、我々が聴いている目の前で声に変化が現れるのを実感し、感激すら覚えました。
あのような短時間の観察から、問題点を的確に把握・分析し、対処を導き出し変化をもたらす、先生の引き出しの多さは、経験の多さもさることながら、理論の「妥当性」が根底にあるのだろうと思います。
変化が見られたときの受講生の喜び・驚きはもちろん、先生の嬉しそうな笑顔も印象的でした。ご一緒させていただいたランチなど、わずかな時間ではありましたが、先生のお人柄を垣間見た気がしました。

横浜市 ソプラノ

先生は魔法使いのようです。。。。

早速、通勤時の車内で音楽家なら~の本を読みました。やっぱり講座を受けてから読むのと前に読むのとは全然理解度が違いました。
私は、人より想像力が無いせいか?!一人であの本を読んでいたときは自分にどう役立てて良いのか、パーツパーツを連携がいまいち理解しきれなかった部分がありました。
それにしても、今回の講座を受講して大学でなぜ?!AEコースが存在しないのか・・・。
必修科目にしても良いのでは?!絶対必修にしてほしいと思ったぐらいです。

鉄は熱いうちに打て!今日帰宅したら、家族が暫らく帰ってくる気配がなかったので、しめしめと、発声とse tu m’amiを練習してみましたが、以前と全く違い軽い感じなので、こんなに疲れないんだったら4時間でも5時間でも練習できるかも知れない!と思いましたが、調子に乗って練習しすぎないようにします。。。

レッスンの録音を聞いたときもやはり全然違う!今までは声があっちこっち行っていたのが流れているように感じました。
話してる時の声まで違っているのでびっくりしました。

今日練習時鏡を見てやはり、息を吸いすぎていて胸近辺が緊張していることに改めてきずきました。。。。
先生は魔法使いのようです。。。。
今までは、身体全体がつながっていないといわれても何をどうすれば良いのかいまいち全然良く理解していなかったですが、今回理解したと認識しました。

声が若すぎると何度か言われたことはありましたが、それをわざと喉仏を下げて口を無理やり開けて、・・・かなり危険なフォームをつくり歌っていたことに改めて理解しました。
漠然とわかっているけれど答えが見えない霧のもやもやしたような感じ・・・そんなことだから、歌をあまり練習しなくなってしまって今に至ってしまいましたが、事実を正しく理解するのは本当に重要だと痛感しました。
思い込みは怖いです。無知って怖いです。久しぶりに未来の自分にわくわくする感じがします。
1~3年後ぐらいには何か結果が出ているといいなぁ・・・と楽しみに練習していこうと思います。本当にありがとうございます!!

横浜市 ソプラノ

今回、足の役割もわかり、やっと収まるべき所に収まったという感じです。

大倉山での個人レッスンと一日コース、濃~い内容の衝撃的な体験でした。受講して、本当に良かったです。

声楽を始めてから歌うことが新鮮で、楽しくて、ある時期までは全てがスムーズに進んでいたように思えたのですが、ここ4、5ヶ月、どんどん調子が崩れ(多分、発表会の頃から)、何かが絶対おかしくなっている!どうしよう?と悩んでいたところで川井先生に出会い、目の前の霧が晴れた感じです。

仕事柄、喉に負担が掛かりやすいというのももちろんありますが、やはり、ドラマティックな表現の曲に比重をおき過ぎたと思います。あと、今までは歌う時に足をどうしたらいいのかわからず、少し浮いたような中途半端な状態でしたが、今回、足の役割もわかり、やっと収まるべき所に収まったという感じです。
めでたし、めでたし!
何しろ、想像もしていなかったような沢山の収穫がありました。
川井先生のエネルギッシュで明るい爽やかなお人柄にも助けられました。
なぜか二晩も夕食までご一緒させて頂いて、とても楽しかったです。今後ともよろしくお願いします。

ボディマッピング講座とは?

「ボディ・マップ」とは、“からだの地図帳”のことです。
あなたが持っている地図に気づいて、もし間違っているのなら修正すると、演奏に直接、変化が現れるかもしれません!
いえ、すでによい変化が現れた多くの事例が報告されています。

音や声ではなく、からだ全体のしくみや「動き」に注目して、自分の演奏を再度、捉え直してみませんか?
「ボディ・マッピング」を使うと、より効率のよい練習方法が見つかるでしょう。

骨(コツ!?)を知ると、動きやすくなります!
音楽しやすくなります!

私が「ボディ・マッッピング」について学んだのは、2001年のアメリカです。
衝撃的な出来事でした!これを知っているのと知らないのとでは、音楽する上で大きな違いがあります!
しかもこんなにコンパクトにまとまり、復習も簡単にできます…

アンドーヴァー・エジュケーター川井弘子は、あなたの音楽生活を勇気づけ、サポートします。
あなたにとってよりよい方法を、一緒に見つけませんか?

B・コナブル著 音楽書のベストセラー ¥2,100

講座は実物大の骨モデルを使っての説明が主ですが、このテキストの使い方、お教えします。当日お持ち下さい。

*どんな人が受講するの?

楽器を問わず

  • 本番や練習でからだに痛みを抱えるプロの方
  • 年齢とともに技術の衰えが気になるプロの方
  • 音楽を教えるすべての方
  • これから演奏家や音楽教師を目指す方

また

  • からだのことに興味や疑問をお持ちの末永く音楽する方

*ボディ・マッピングを学ぶのに必要な時間と費用

通常「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」という、6時間のカリキュラムで指導されます。2日間コースが一般的です。

実際に使えるようになるには、多くの復習とその後の努力が必要なことは言うまでもありません。しかし、この6時間はあなたにとって貴重な一歩となるでしょう。

このコースを開発したアメリカのバーバラ・コナブル女史(アレクサンダー・テクニーク教師)は、「アレクサンダー・テクニークのレッスンにかかる時間に比べたらずっと少ないたった6時間で、音楽家に必要なからだの基礎が網羅されている画期的なプログラムなの!演奏できるようになるための時間とお金の節約に、私は大きく貢献したのよ!」と、ユーモラスに話されていました。